２０１４年８月２６日 ヒゲメガネブログ
今週も本日より営業しています。
よろしくお願い致します。
なかなかこういった状況ですのでブログを更新出来ていません。
申し訳ありません。
明日で広島の安佐南区・安佐北区を襲った土砂災害発生から１週間です。
なかなか気持ちの整理をするのが難しい状況ですが、
毎日たくさんの仲間が復旧作業の手伝いに行く中継地点として、
またはお客様が声をかけに来て頂いたり、差し入れを頂いたり、
夜は避難所からシャンプーをしに来て頂いたりと、
たくさんの方々に触れ合うことが出来る、
被災地に近いウチの店だから今感じること、思うことを書きたいと思います。
はじめにお願いしておきますが、
被災した地域の状況は日々変わっています。
ここから書きます事も、明日には状況が変わっているかもしれません。
情報を鵜呑みにするのではなく、何か行動を起こそうと思っていらっしゃる方は、
「今」の状況がどうなのか、確認してからの方が良いと思われます。
どうぞよろしくお願い致します。
まず、被災地の現状です。
いまだ安否不明の方がおられます。
一日も早い救出を目指し、自衛隊、レスキュー隊等が
懸命な活動を行っておられます。
また、場所によっては車ほどの岩がゴロゴロしていますし、
家屋の倒壊が激しい場所もまだまだ手つかずの状態で残っています。
地域の生活道である八木用水路沿いは
所々ではありますが土砂の撤去が進んでいます。
旧国道は全体的に車は通れるくらいに復旧しましたが、
部分的には一般車両の通行を禁止しいてる場所もあります。
梅林駅の辺りです。
その他の地域は重機が入って行ける場所も少しづつ増えてるみたいですし、
ボランティアの方々のお手伝いによって、
家の周りの土砂が少しづつではありますが、撤去されているようです。
そしてその地域でのボランティア様について。
多くのボランティアの方が復旧作業のお手伝いをされています。
毎日店の前をたくさんの方々が泥まみれになって通って行かれます。
本当に頭の下がる思いです。
しかし、先ほども書きましたが、まだまだ手つかずで危険な場所も多いです。
夏の暑さも続きます。天気も時折強い雨が降ります。
くれぐれも無理なさらないようにお願い致します。
また、地域のお客様や仲間から聞くところによりますと、
知らない方が急に来られて
「何か手伝います！」
と言われてもちょっと遠慮してしまう。とか、
中にはずかずかと勝手に入りこんでしまう方もおられるとか。
ただでさえ皆さん緊張感もピークになってると思います。
さらにこの災害の中、空巣被害の話も聞きます。
ピリピリしてしまう方もおられるでしょう。
それでも人手は足りてないと聞きます。
お互いが気持ちよく作業できることが一番だと思います。
「安佐南区・安佐北区災害ボランティアセンター」が設置されてます。
出来るだけそちらの方で登録されて、
被害状況に合わせた人員の振り分け等に従って頂くことをお願いします。
そこでの「ボランティア保険」への加入もお願いします。
また、ご友人や知り合いの方がおられる場所へのボランティアですが、
出来るだけ近くまでの車の乗り入れは控えるようにお願い致します。
通れる道路もまだ少ない状況です。
昨日は定休日でしたので、友人の会社が指揮をとって、
八木用水路沿いの道路の土砂のかき出し・運搬をしている場所へ
お手伝いをさせてもらってきたのですが、
土砂を積んで２トン・４トンダンプで運んでると道路脇に駐車されてる車が多すぎて、
通りにくい箇所がありました。
緊急車両などの通行の妨げにもなります。
県外ナンバーも多く見られたので、
ボランティアの方々の車もおそらくあったのではないかと思います。
出来るだけ現場近くまでは徒歩で、
難しい場合はなるべく乗り合いでお願い致します。
次に避難所について聞いたことです。
支援物資についてお客様から聞く話によりますと、
各避難所ともに水や食料は十分に行き渡っておられるようです。
スコップや土嚢袋、タオルなども無くなるとすぐ補てんされてるようです。
水や食料については支援物資の多さも問題になっているとか。
ただ、ご年配の方は長く続く避難所生活の中、
やはり寝具については困っていらっしゃるという話を聞きました。
マットや布団など足りてない状況で、
特に硬い床の上に簡単な布団だけだと「足腰が痛い」という話です。
物資の支援などはその辺りの状況も踏まえたうえでお願いしたいとのことでした。
まだまだ書き足りないこともたくさんあると思いますが、
今僕が見たり聞いたりしたことについて感じることを綴りました。
夜のシャンプーサービス、昨日の復旧作業と、
お店に寄ってくれる仲間と。
たくさんの方々に触れ合いますが、皆様のショックは計り知れないと思います。
でも皆さん前を向いています。
「生きとるんじゃけ、良かったよ」
涙が出そうになるのを必死でこらえてるんだと思います。
でも皆さん前を向いてるんです。
元気な僕らが出来ること、小さなことでも出来ることをしたいと思います。
最初にも書きましたが、状況は日々変わります。
少しでも発信のお手伝いになればと思います。
では。