胎毛筆(たいもうふで)のご案内

2010年4月20日        

皆さん、『胎毛筆』や『赤ちゃん筆』って、見たり・聞いたりしたことありますか? 

「知ってる!」という方も多いと思いますが、『胎毛筆』について少しお話を。

『胎毛筆』の《胎毛》とは、赤ちゃんがお母さんのおなかの中にいる頃(胎児期)から育まれている毛髪の

ことを言います。 この毛髪を、お子様の誕生の喜びとすこやかな成長の願いを込めて筆にするのです。

「生涯のお守り」「一生の宝物」として、古くから日本にある文化なんですよ!

  

当店ももちろん『胎毛筆』の代理店をしています。 

興味はあるけどもうちょっと詳しく知りたいな、という方も多いと思いますので、最近、この『胎毛筆』を

お作りになったお客様がいましたので、当店で行う施術を写真と一緒に簡単に説明させて頂きます。

 

 今回筆を作るのは1歳2カ月のえいたくん。

 これくらいの長さがあるとバッチリです。

 もちろん初めてのカットですので、

 お父さんかお母さんに抱っこしてもらいながら

 進めていく方がスムーズです。

      

    

 当店ではテレビなどで注意を引きながら

 カットしていくことが多いです。

 

 今回は仕上がりを「ぼっちゃん刈り」っぽく

 したいので、耳周りや襟足の長い髪を中心に

 カットしていきました。

     

    

 

 《胎毛》ってとっても細くて、柔らかいんです。

 

 筆に必要な長さは、5~6㎝くらいです。

 束ねて大人の小指程度の太さがあれば、

 バッチリ立派な筆が出来上がってきます。

      

      

 

 筆にするための毛髪が取れれば仕上げです。

 

 お友達にも見守られて(笑) 

 サッパリと、男の子らしくなりました!

 

   

    

毛髪をカットさせて頂いた後、丁寧に包み、筆工房に送ります。 約1カ月~2カ月で完成します。

くせ毛や、胎毛の量が少ない場合も条件に応じて「加工」「製作」できます。

もっと詳しく知りたい方はメールや、当店スタッフへお気軽にお問い合わせください。

  

今日は『胎毛筆』の話でした。

  

ライラックヘア

“胎毛筆(たいもうふで)のご案内” への2件のフィードバック

  1. 西原 より:

    これはいいですね。

    私の息子の時も案内してもらっていたら

    お願いしたと思います。

    こういう情報はどんどんブログで発信したら

    いいですね。

    • lilac より:

      西原様
      コメントありがとうございます。ライラックヘアのヒゲメガネです。
      そうですね。なるべく多くの情報を皆さんに提供できるようブログを活用していきますね。
      趣味のことならスラスラ文言が浮かぶんですが、仕事のコトだと…(笑)
      また新しい企画等も考えていきますので、宜しくお願いします。
      ヒゲメガネ